2024年2月 美術工芸千華 ― 歳時記26 ―

春告鳥とも言われる鶯。

2月下旬、梅の開花の頃に初鳴きする事から「春の訪れを伝えるモチーフ」として梅に鶯画が描かれる事が多いですが 実際は鶯は梅の枝に好んでとまる事は少ないそうです。

初鳴きの頃の鶯は上手に泣く事が出来ず、縄張りを示す為、メスに安全を知らせる為、練習を重ねて美しい鳴き声になるのだそうです。

江戸時代 京都からきた寛永寺の住職が「上野の鶯は声が美しくない」と尾形乾山に命じて京都から3500羽の鶯を運ばせたとの事で 鶯谷の地名が今も残っています。

春は直ぐそこまでやって来ています。

「春入千林処々鶯」

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