2025年2月 美術工芸千華 ― 歳時記36 ―
千利休は椿を愛し、とりわけ白侘助を好んだと言われています。
美しい花と艶やかな葉の椿は昔は「艶葉木」と呼ばれていたものが、いつしかツバキと呼ばれるようになったそうです。
花が落ちる事から武士は好まなかったそうですが徳川秀忠が好んだ事から庶民にも馴染みの花になったとか。
また椿の実から採れる油は「椿油」として平安時代から食用や化粧品、また不老長寿の薬としても重宝されていたとのこと。
木製で出来ている奈良の大仏様はひび割れを防止する為に昔は椿油で手入れをされていたそうです。
椿の図柄のお道具で一服いかがでしょうか。
京王百貨店6F茶道具
美術工芸 千華
直通電話 03(5321)5302
https://art-gallery-chika.com/
←「2025年1月 美術工芸千華 ― 歳時記35 ―」前の記事へ 次の記事へ「2025年1月 宮田琴 金工展 変容の美」→