【漆芸作家】吉田 真澄
略歴
1999年 安宅賞受賞
2000年 東京藝術大学美術学部工芸科漆芸専攻 卒業
2002年 同大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻漆芸 修了
デザイナーとしてファブリックメーカー勤務(〜2008年)
2008年 東京国立博物館内漆工修理室勤務
漆芸文化財の修復と寺社調度品の制作に従事(〜2012年)
2009年 教室開講「銀座 金継ぎ・漆芸講座」主催(〜現在)
2017年 京王百貨店内ギャラリーにて展示会(以降常設)
2019年 台北国立故宮博物院修理室にて研修
現在、漆芸作家・漆芸領域修復士・芸術文化国際交流の場で活動。
日本が世界に誇ることができる、古来培われてきた美術文化である漆芸。
その中で特に蒔絵と螺鈿に興味を持ち、研鑽を重ねて参りました。
いつの時代も変わらずに人々を魅了する金や銀。光の当たる角度によって
表情を変え、虹色に輝く貝の真珠層。深い奥行きを感じるような、漆特有の
透明感ある艶やかな質感と色彩。
それらのどこか神秘的な素材の特性を活かし、歴史と伝統に裏打ちされた
確かな技法を用い、さらに、現代に調和した新たな感覚の表現を心に留め、
制作しております。